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私達が人間を辞めた日
第8章 儚い指先
アイマスクに手が触れる直前に私の左脚から手が離れる。
目隠しを外されて視界に入ったのは寿の右手...そして私の右脚を抑える左手...そして私の股の前で跪く....
「...泉ちゃん!?なんで...」
泉は私から目を逸らしたまま...
混乱した頭が少しずつ状況を整理していった。
私の体に触れ...私に囁き掛けていたのは寿...そして...私を舐めていたのは...おそらく...泉...
「そんなっ...じゃあ...私は...」
泉の前で淫らな姿を晒していた...という事...
こんな惨めな私を...泉にだけは知られたくなかったのに...
「ほら..."また"舐めてやるんだ。6番は臭い部分を舐めて貰うのが好きだと...お前も聞いただろう?」
「...はい」
寿の口振りから...私の想像が正解だと裏付けされる。
寿の命令に返事をした泉は、再び私の割れ目に舌を近付けていく...
「いやっ...泉ちゃん...辞めて...」
私が思わず後ろに腰を引かせると、寿は鞭を取り出し...振り上げ...泉の尻を打った...
「ああああッ!!」
目を逸らしたくなるような大きな音だった...
泉の悲鳴と嗚咽が響く中...寿が私を見て言う。
「お前にはまだ説明して無かったな。お前が命令に従えないなら7番が痛い思いをする...逆に7番が命令に従えないなら...お前が痛い思いをするんだ」