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私達が人間を辞めた日
第12章 枯れないディアスキア
「お母さん...お腹すいた...」
私は母の寝室の襖を開ける。
今日はせっかくの休日で9歳の誕生日を迎えたのに、何も起こらず夕方になってしまいった。
出掛けるどころか朝から何も食べていない...
「ああんっ!!」
視界に入ったのは五畳の部屋に敷かれた布団で乱れる裸の母...そして母に覆い被さり、腰を振っている男。
...今日も...「あの男」が居る...
私は本当の父の顔は知らないで育ってきた。そして母は一年頃前から毎日のようにこの男を家に連れて来るようになり、その日の私は決まってほったらかしにされている。
この男と会うようになって母はすっかり変わってしまった...髪は目が疲れる程の金色に...化粧もどんどん厚くなり...背中に大きな刺青まで入れている。
男は私を睨むと布団から立ち上がると、母の愛液で濡れる昂った肉棒を隠しもせずに私に近付いて来る...
そして私の髪を掴み、足が浮く程の力で持ち上げながら叫ぶ。
「ああぁ!!?飯くらい我慢しろ!この糞餓鬼!!!」
「痛あああぁ....お母さん!!!助けてぇっ!!!」
母は助けを求める私を見ると、面倒臭そうに煙草に火を着け...煙を吹きながら言う。
「もう蛍...邪魔しないでよね...」
男は私を俯せに畳に押し付けると、服を捲り私の背中を露出させた。
「こんな餓鬼には体に教育しないと効かねぇんだよ!!煙草貸せ!!」
「はいはい...蛍ー...我慢してなさい」
男が母から火の着いた煙草を受け取り...母は私の両手を押さえる...
煙草の火が...私の背中に近付いていく...