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私達が人間を辞めた日
第13章 記事にならない取材
「立て!!」
男の声で目を覚ます...あまりの激痛に意識を失っていたらしい。
気が付けば作業服の男二人に腕を持ち上げられていた。
股には寿の精液と昔処女を消失した時以上の血が付着している...
「中々具合は良かったぞ...また呼んでやる」
「...はい...」
寿の言葉に反射的に返事をし、部屋から出される。
自分でも驚く程...寿の暴力の痛みは、私の精神を蝕んでいた...
痛みで歩くのが遅いと...蹴られ...帰りの洗浄で傷口を洗われて痛がれば...殴られる。
私はその度に...惨めにごめんなさいと謝り続けてしまう。
寿によって人格が書き換えられてしまったかのような気持ちになりながら、檻に戻された。
後二日か三日...私は耐えられるのだろうか...
切り札...こんな状況では切り札とは言えないくらいささやかな物だが...
...私は拉致される可能性を考えなかったわけでも...何も準備していなかったわけでも無い...
女性ばかりが拐われるという事で一番に思い浮かぶ目的は...邪淫...裸にされる事は想定済みだ。
切り札は...アナルの中に仕込んでいる...
後は...奇跡を待つしかない...