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私達が人間を辞めた日
第15章 私は貴方のモノ

「早苗ちゃッ...やばい...出そう...」

私の腰使いに五分足らずでヨシオは洩らす。

「あんっ...私も...イキそッ...中に...んッ...出してぇッ!!」

どうせ避妊の薬は貰えるだろうから問題無いだろう。今はどんなに不快でも...この男に取り入る事が最優先だ。

「あ...早苗ちゃん...出すよ!!ああっ!!」
「イクッ...あああん!!イッ...あああああッ!!」

ヨシオが果てるのを確認し、私も体を跳ねさせる...
ヨシオに覆い被さり絶頂の余韻に浸るような吐息を聞かせる。

「はぁ...はぁ...早苗ちゃん...最高だよ...」
「私も...ヨシオさんのチンポでイッちゃった...すっごい気持ちいい...」

私と言葉を交わしたヨシオが呼び鈴を鳴らすと、作業服の男が扉を開けた。

「買うよ。今から」
「かしこまりました」

それだけ会話し、作業服の男は部屋を出る。ヨシオは直ぐに私を抱き締めて言う。

「今から早苗ちゃんは僕のモノだよ?」
「嬉しい...私もヨシオさんのモノになりたかったから」

これでここから抜け出せる...私は勝ったんだ!!
ヨシオと熱いキスをしながら燃え上がるような高揚感に浸る...
もう夜だからおそらく明日...私はこの館から出られる。このままセックスをしようとしているヨシオを見る限り、今日は泊まっていくのだろう。
この男にも...今夜だけは天国を味あわせてやろう...

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