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私達が人間を辞めた日
第15章 私は貴方のモノ
4番...?冗談じゃない!!
私がどんなに耐えて今のBを手に入れたのか...
せっかく与えられたマシな生活を捨てて、またあの檻に戻るなんて嫌だ!!
しかし...それを言ってもマイナスにしかならないだろう。
「はい...わかりました」
「毎日客の相手をさせてやるから楽しみにしておけ。その前に...」
寿は呼び鈴を鳴らす...直ぐに背後の扉が開き、反射的に振り向いた私は二人の人物を確認した。
一人は作業服の男...そしてもう一人は「18」の首輪を着けた女性だった。
その女性は何が可笑しいのか、常にニヤニヤと不気味な笑みを浮かべ、拘束された手を口元に...親指を幼児のように舐め続けている。
体は不衛生さが一目で解る程で、曇った瞳で私に視線を向け続けている。
「ここで一度楽しませて貰おうか...」
寿の言葉に...作業服の男は18の拘束を解き、代わりに私の手足を拘束する。
「あの...寿様...何を...」
「何も考えなくていい。お前はただそこで寝てればいいんだ」
私に歩み寄る18番目を見て確信した...この女は...壊れている...