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私達が人間を辞めた日
第16章 絶望の味
「わんっ!!わんっ!!」
男達の笑い声の中...私は犬の真似事をしながら投げられたボールを追いかける。
あの後私を連れた男は帰り、この三人に遊ばれ続けている...
この男達の命令に従い楽しませる事ができたら、ポイントをくれるらしい。ポイントというのは、私が水やパンを貰う為に貯めていた物で、男達はポイントと呼んでいるようだ。
動くのも困難な程衰弱した体で、四つん這いで走るのは堪えるが、そんな事は言っていられない。
通常なら一回射精させる度にに1ポイントだが、こういった命令に従えば大概複数のポイントを得られる。
ボールを喰わえて男達の元に走り、犬のように座って次の命令を待つ。男は私からボールを取ると、私の顔をグリグリと踏みながら言う。
「ああー...小便してぇなー。ちょうど目の前に便器があるから使うか」
「わんっ!!」
ごそごそと肉棒を出してわざとらしい台詞を吐く男に、口を開いてみせる。男は何の躊躇いも無く、私の口に放尿した。
「ッ...えほっ...」
味がする...それだけで...飲める...
私は不思議と不快感無く、喉を鳴らして尿を飲むが...勢いの強い尿を全て飲むのはさすがに不可能で、舌から跳ねた尿が胸元を伝い床を汚した。