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私達が人間を辞めた日
第18章 私は誰のモノ?
「あ....ああ...」
じゅる...じゅる...掠れた声を洩らす私の尿を...18番は躊躇無く啜る...
これが...完全に「壊れた人間」なんだろう。
私にこの女は見下せない...この姿が私の...いや...私達の末路かもしれないから...
こんな惨めになっても...寿の意のままに操られ...それを自覚する事すらできないのだろう。
たぶんこの女は、何度も耐え難い苦痛と屈辱を味わい...尊厳が損なわれる程の恐怖に支配され、そして人である事を...感情を持って生きる事を...辞めてしまった。
「まずまずだな...新しい部屋に案内してやろう」
寿は私を見下ろして言う。
ああ...まただ...寿はいつも私の心が折れてしまう頃に凌辱を終わらせる。
心が完全に掌握されているのだろう...本気の屈辱や拒絶を味あわなくなった女への興味が薄いようだ。
とにかくこの場はなんとかなったようだが、作業服の男に拘束を外され立たされると、股の辺りが激しく痛んだ。
相変わらず私の尿を啜っている18番も立たされ、二人でリードを引かれる。
寿は私達の後ろを歩きながら...先頭を歩く作業服の男に告げる。
「このままペットルームに連れて行け」