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私達が人間を辞めた日
第18章 私は誰のモノ?

ペットルーム...?
不穏な響きを聞いても...今の私にできる事は無い...
もしかすると...檻に戻される事すら嫌なのに、もっと酷い場所に連れて行かれるの?
二人のリードを一人が引っ張る様子から察するに、この18番もそのペットルームから来たのだろうか...

ふと隣を歩く18番を見ると、私を見詰めて涎を垂らしている...
ぞわっと鳥肌が立ち...慌てて視線を外した。
嫌...コイツと同じ場所なんて...

足が震えて硬直する度に乱暴にリードを引かれ、たどり着いた場所は私が昨日まで過ごしていた部屋の扉と同じような物の前だった。
男は解錠して扉を開ける...中はやはり、私が居た部屋と変わらない。寿のお気に入りが住む部屋だ。
えっ?結局私はまともな部屋に住んでいいの?
そんな事を思っていると、ベッドの膨らみに気付いた。ベッドから私達の物音に気付いたように、誰かが起き上がる。
それを見た18番は直ぐに両手と両膝を床に突き、四つん這いになった。

「んー...あっ!!寿様!!エッチしに来てくれたんですか?」

起き上がった全裸の女性は眠そうに目を擦り、飛び起きると目を輝かせて言った。
その若い女性の首輪に...「G」の文字が見えた。
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