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私達が人間を辞めた日
第21章 エピローグ~追憶の記憶へ~
「寿様ぁ...私今日すっごく頑張りましたよねー?」
俺の胸元に顔を埋める姫歌が甘えた声で言う。
姫歌を浸入者の元に行かせた本来の目的とは違う行動だったが...適当に頷いておいた。
「えへへぇ...だから今日はいっぱい御褒美くださいね?」
普段姫歌以外の女としていない口付けを交わし...姫歌は俺の肉棒を撫でる。
「ねー寿様ぁ...寿様の本名って何ですか?」
「...つまらない名前だ...」
「いつか...教えてくださいよぉ?」
本当につまらない....名前等捨ててしまった。
確か...真の優しさを持った人になるように...だとか...くだらない...この世の真理とかけ離れた名前...
『ⅩⅩⅩには誰よりも優しい人になって欲しいの』
もう顔すら思い出せない...俺に名前を与えた女の声が不意に脳内に響く...
黙れ...お前の言葉は...間違っている...
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私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
執筆中