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夢のうた~花のように風のように生きて~
第3章 【手折られた花】
「大丈夫だ、最初は痛いかもしれねえが、直に気持ちよくなる」
 その言葉の意味も理解できず、お千香の意識はそこでプツンと途切れた。
 それでも、定市は何ものかに突き動かされるように、意識を手放したお千香を蹂躙し続けた。
 春浅い、どこからともなく梅の香の漂う夜のことであった。
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