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限りの月
第6章 出逢い
(そうだ、妹さんっ…)

「すみません!助けてくださ…」

襖を開けて高田の妹に助けてもらおうとしたが、そこには誰もいなかった。

「え…」
「妹と暮らしてるなんて嘘に決まってるだろ。…たく、相原は人を信用しすぎ」
「…っ!」

やばい、と思った時には遅かった。
後ろから抱きしめられ、高田の息が首筋にかかった。

「ま、そんな所がたまらなく可愛いんだけど」

高田の舌が首筋をなぞる。



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