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限りの月
第6章 出逢い
「高田…くん!? 」

自分の足元で四つん這いになり舌を出してる高田を見て、美織は愕然とする。

「や、やめて…!」

高田が再び舐めようとしたので、美織はとっさにその場から逃げた。

「なんで…こんなことするの!?」

高田は無言のまま立ち上がり、美織に一歩ずつ近づいていく。

「相原が悪いんだ…オレを誘うから」
「私そんなことっ…」

首を左右に振りながら後ずさると、背中がトンと襖に当たった。


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