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限りの月
第2章 同窓会
「ごめんね、久しぶりにお酒呑んだから酔ったみたい」

美織は目の前にあるお冷やを一口飲んだ。


「なに相原、酔ったの?良かったらオレが家まで送ろうか?」

後ろで話に聞き耳を立てていた男が、横から割って入ってきた。

「だめだめ、そんなことしたら誤解されるでしょ!」

きつく妙子が言う。

「それに今は相原じゃなくて、城戸(きど)だし」

付け加えてはるみが言った。


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