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限りの月
第2章 同窓会
だけど広瀬とは何も進展なく、中学を卒業した後は音沙汰なくなってしまった。

(もしあの時告白していたら、今頃どうなってたのかな…)

美織は気持ちを伝えなかったことを、少しだけ後悔していた。



「…ねぇ、美織」

今まで黙っていた妙子が口を開いた。

「あのさ…広瀬のことなんだけど…」
「うん?」

妙子は真剣な面持ちで、美織を見つめた。



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