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限りの月
第2章 同窓会
「は~い、皆さ~ん!そろそろ二次会に行きますよ~」

妙子が何かを言いかけようとした時、同時に幹事が皆に呼びかけた。
たちまち辺りはさっきよりもザワザワと騒がしくなる。


美織は妙子の言葉を待った。
だが開きかけていた妙子の唇は、ゆっくりと閉じられてしまう。


「…ごめん、なんでもない」

妙子は苦笑いしながら言った。



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