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限りの月
第8章 嫉妬
「あの…いつも主人がお世話になってます…」
とりあえず哲の顔は潰していけないと、美織は必死に笑顔を作り挨拶する。
「いえいえ、こちらこそ。いやぁ~こんな若くてかわいい奥さんがいて、城戸くんが羨ましいな!」
「ええ、毎日幸せですよ」
哲は爽やかに笑った。
「やだな、見せつけてくれちゃって!…おっと、もうこんな時間か。城戸くん、11時から会議だからね」
「ええ、わかってますよ」
「じゃあ、奥さん。僕はこれで」
にこやかに去っていく社員を、美織は最後まで笑顔で送り届けた。
とりあえず哲の顔は潰していけないと、美織は必死に笑顔を作り挨拶する。
「いえいえ、こちらこそ。いやぁ~こんな若くてかわいい奥さんがいて、城戸くんが羨ましいな!」
「ええ、毎日幸せですよ」
哲は爽やかに笑った。
「やだな、見せつけてくれちゃって!…おっと、もうこんな時間か。城戸くん、11時から会議だからね」
「ええ、わかってますよ」
「じゃあ、奥さん。僕はこれで」
にこやかに去っていく社員を、美織は最後まで笑顔で送り届けた。