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限りの月
第8章 嫉妬
身悶えする美織の腰を、哲はクイッと引き寄せた。

「…お仕置きだ」

そう耳元で囁くと、哲は美織の腕を掴み歩き出した。

「どこ…、行くの!?」


腕を引っ張られ向かった先は…
男子トイレだった。

「やっ…」

哲は中を確認すると、美織を個室に連れ込んだ。

「何考えてるの!?」
「しっ。声を出すとバレるぞ」
「…っ!」

その時、パタパタと足音が響いた。


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