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限りの月
第8章 嫉妬
「あん…あ…あ…」

(こんな、こと…いけないのに…)

身体の疼きが止まらない。


「今日の美織は大胆だな」

哲が耳元で囁く。

そうさせたのは、哲なのに…
それともこうなることを望んでいたの?

…わからない。
もう、今は、いっぱい感じたい…
とろけてしまいたい…


「…それでさ~」

その時、複数の話し声が聞こえてきた。
美織はハッとする。
その中で聞き慣れた声が、飛び込んできたのだ。

(この声…あの人の…!!)


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