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限りの月
第3章 すれ違い
哲の元に行くと、急に腕を引っ張られた。

「男の臭いがする」

そう言われて風呂場に無理やり連れて行かれる。

「やっ…」

「服を脱げ」
「…っ」

哲の顔は怒っていた。


「自分で脱げないのか?なら、脱がしてやる」

哲は美織のブラウスに手をかけた。

「自分で出来ます!」

美織は悔しい表情をしながらも、ブラウスのボタンを外していった。


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