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限りの月
第3章 すれ違い
哲は美織の細い腰を掴むと、ゆっくりとソレを出し入れさせた。

「…ふっ…」

美織は必死に声を押し殺す。


凛音には聞かれたくない…

しかも凛音をひとりにさせて、こんな行為をしている自分が嫌だった。

ひとりで寂しく居間で泣いてはいないだろうか…
せめて自分が帰ってくる前に、寝かしつけてくれれば良かったのに…




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