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限りの月
第3章 すれ違い
「美織、おいで」

事が終わった後の哲は、優しい。


美織の身体を丁寧に洗い流し、バスタオルで丁寧に拭いてあげる。


「美織、ごめんな」


そして必ず謝りながら抱きしめる。


「美織、愛してる」


哲は美織の唇に軽くキスをした。
さっきとは全くの別人だ。



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