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限りの月
第5章 恐怖
「んっ…ふ…」

美織はゆっくりと体を起こした。
右手にはあの写真を握りしめて。

「…哲さん?」

急に静かになったので振り返ると、そこに哲の姿はなかった。


「哲…さん?」

部屋のどこにも見当たらない。
さっきまで美織と繋がっていたのにだ。

「…いっ」

動こうとすると、アソコに痛みが走る。
そして中に放たれた哲の精液が、太ももを伝ってポタポタと流れ落ちてきた。


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