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限りの月
第6章 出逢い
「高田くん…」

声をかけてきたのは、コンビニ袋を下げた高田だった。

「どうしたの、こんな所で」
「あ…」

美織はひとまず受話器を戻す。

「買い物?」
「う、うん…」

美織は高田の顔をまともに見れなかった。
この前同窓会の帰りに家まで送ってもらって告白されかけたからだ。
なんとなく気まずい…。


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