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第14章 爆発

「……！」


テーブルから体を起こした芹澤さん。
何故か、その顔色が急に変わる。


「……莉央って……」


あぁそうか。
私、初っ端から名前で呼んじゃってたな。
話の流れからして、もうお分かりですよね。


「宮本、お前。 まさか沙月と……」


そうそう………って

え？

芹澤さんが私の後ろを見て、呆然と呟いたので
その目線を追ってゆっくり振り返る。


すると、そこには……



「お前さぁ。
そんなドストレートな告白できるなら、直接 “ 本人 ” に向かって言えよ」

「………！！」


背中を扉に付けて
腕を組んだ莉央が、私を真っ直ぐ見つめていた。


「無いはずの心に、すっげー猛打を連発で入れやがって。
どーしてくれんだよ、この俺の手」

「……っ」

「……今すぐ、お前を抱き締めたくて仕方ねぇ」