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喘ぐなら、彼の腕の中で
第19章 心を繋げて

「……あと、何人?」
「3、4人くらい」
「………」
……リアルな数字だな。
大体、そんな優しい薬でちゃんと毒が消えるのか疑問だわ。
割り切った関係だってことを再認識して、莉央のサヨナラを受け入れてほしい。
………この男は、もう私だけのものなんだから。
「沙月」
莉央の低い声と共に、中心に彼の煽りが侵入する。
痺れと熱さで、体が溶けてしまいそうだ。
「……っ あ……んん…!」
「……やば」
耳元で莉央の吐息が漏れた。
感じてくれていることが嬉しくて、彼以上に私の体には快感が渦巻いていて
深く突き上げられる1秒1秒が、信じられない程に気持ちいい。
「……や、あっ、あ、…り、莉央……っ」
焦らされて、待たされた時間が長すぎたから、私はもうその瞬間を迎えようとしてる。
だめ………
もう、だめ……っ

