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喘ぐなら、彼の腕の中で
第2章 私が2番目なの?

「内緒だよ?
この話をするのは、沙月(さつき)が初めてなんだ」
ついさっきまで一緒に社食でランチしてたのに、なんでわざわざ呼び出すかな。
そんな疑問を浮かべながら給湯室に来たんだけど
その理由がたった今、判明した。
「社内恋愛って今時どうかなって思うけど。
でもあたし、やっぱり芹澤さんの事が好きだって気付いたの」
「……」
「緊張したけど、思い切って告白して本当に良かった♡」
……ねぇ、待って。
さっきから私に向かって、1人でベラベラ喋ってくるけど。
衝撃な言葉の連続で、頭の整理が追い付かない。
「それでね
芹澤さん、OKしてくれたんだ♪」
「……!!」
私の思考回路はショートしたままだけど
亜美(あみ)が微笑みながら言ったその一言で
無意識のまま口が動いた。
「……亜美。
芹澤さんと……付き合うの?」
半ば放心しながら聞いた私に
亜美は笑顔で首を振った。
「ううん、実はもう付き合ってるのよ。
正確には、恋人同士になって3ヶ月♡」

