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喘ぐなら、彼の腕の中で
第23章 ★極上彼氏

「森の仲間の、子豚と虎」
「………!」
相手が女優という疑惑が残る、記念すべき第1号。
オレンジ色のキャラクターと共に、片手で鷲掴みにした10センチ程のぬいぐるみを
莉央は私の顔のすぐ横に寝かせた。
「オスのアヒルと、メスのアヒル」
青い帽子と黄色いくちばしがトレードマークの彼と、永遠のガールフレンドの彼女。
仲良く並んで、反対側のスペースに置かれる。
「このコンビ何?
リス?ハムスター?」
「………っ」
「そして、最後は」
シマリスの2つのぬいぐるみを、丁寧に私の頭の上に並べると
……あの日、嬉しそうに握手をしたキャラクター
「俺の愛する、ハチミツ好きな彼」
私の胸の上に最後の1体を置いて、莉央は楽しそうに笑った。
「……はは、賑やかだな」
「………!///」
「どう?
これで寂しくねーだろ?」

