この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第25章 ☆*♪ X’mas short short ♪ *☆

「はい、はい、それでですね~……あれっ!もう充電無いや!
莉央~コンセントどこ~~!?」
「……すぐ足元にあるだろ」
「ほんとだ! 電気いただきまっす!」
「………」
莉央がお風呂から上がるまでに、終わりにしたかったんだけど
夜の10時、こうして帰宅した後も仕事の電話をしてる私。
「了解しました!
じゃあ、来週までに超特急で図面仕上げますね~!」
「………」
「いえいえ!お安い御用です!
それじゃ、お休みなさい~」
手帳に予定を書き込んで、会社携帯を切ると
ラグの上に座った私を、足の間に挟む形で
すぐ後ろにあるソファに、莉央が腰掛けた。
「………!」
ドライヤーをしないまま、戻ってきたらしい。
私の首の後ろにポタッと滴が落ちたので、振り返ると
「……今の相手、芹澤?」
濡れた髪にタオルをかけて、莉央が不機嫌そうに聞いてきた。

