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喘ぐなら、彼の腕の中で
第25章 ☆*♪ X’mas short short ♪ *☆

あなたが、うちの会社の営業一課のエースで
人望があり誰よりも仕事が出来るのは、周りの同僚達全員が知っている。
「いいから、黙って付き合えよ」
だけど
彼女に内緒で、クリスマスの計画を立ててくれて
振り向いたその顔に、痺れるような極上の微笑みが溢れてることは
莉央の恋人に昇格した、私しか知らない。
「沙月が熊とその仲間達と一緒にはしゃぐ姿
俺、もう一度見たい」
衝撃で固まった頭を、優しく撫でて
笑顔の莉央が、私をぎゅっと抱きしめた。
「若い奴らで溢れる、定番のデートコースだとしても
当日の来場者の中で、1番多く笑うのは間違いなくお前だ」
「………!」
「大勢のカップルの中で、誰よりも1番幸せな彼女になるぜ」
「………っ」
「……そんな風に、沙月に感じてもらえるように
最高のクリスマスにするから。
期待してて」

