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水は低きに流れる
第1章 断われなくて
体温を感じながら手を下肢に這わせていく。

2人の舌が絡み合って、唇の間から淫らな音をわざと立てる。


「・・・ぅふ」


ヒデさんの指が胸の先を掠めてくすぐったくて身を竦めた。

それほど大きくない胸を優しく揉んで親指で先を弄られるとゾクゾクとしてきた。

ピクッとする反応にクスっと笑われて恥ずかしくなる。



「・・・ゃぁ・・・」

「ん」


私の掌の中で少し固くなってきている。

それを上下に扱くとヒデさんは少しのけぞるようにして溜息に近い吐息を吐いた。



生娘じゃないし、2年間は結婚生活もしてきた。

口ですることも抵抗はない。

でも、それは好きな人に対してであって、好きでもない人のものを口で咥えるなんて考えたこともなかった。


これは、ミサちゃんの為にすることなんだから!


自分に何度も言い聞かせて、ビデオに映る位置に移動して手の中で固くなったモノを口に含む。



「ぅん・・・・・・」



唾液を十分に含ませて濡れた音を立てて、なるべく卑猥に映るように口を動かす。




「・・・っ、さすがに・・・上手い、な」



褒められても全然嬉しくもない。

そりゃあ、元夫にどうすれば気持ちいいか、どこが感じるか仕込まれてますから。




出来ればさっさとこんなこと終わらせてしまいたい。

舌を這わせてヒデさんの反応を見ながら舌と指を使って扱いていく。
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