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水は低きに流れる
第2章 嫌がらなくて
背中に岩崎さんの体温を感じる。

「ノーブラって、期待してたんだろう?」

「・・・っ、んっ」

後ろから抱きつく恰好で足の間に座られて部屋着のTシャツをめくられている。

いつもの癖でシャワー上がりは寝る前までブラジャーを着けないままでいた。

それにこんなことになるなんて考えてもなかった。

そもそも、私なんか岩崎さんがそういう対象で見てるなんて…

「乳首、可愛いピンク色」

「や…だ」

指が先に触れるたびにぴくんと肩が跳ねる。

「てか、お前、敏感だな。胸だけでイケんじゃない?」

耳元で囁くように言うたびにくすぐったいようで、感じて粟立ってしまう。

「胸も耳も弱いな」

「・・・はぁ・・・んんっ」

「気持ち良い?」

「・・・ぅん・・・」

「可愛い」

耳朶を甘噛みされて、指で胸先を捏ねられるたびにビクンと体が跳ねる。

「クスッ、乳首カチカチ」

「やぁ・・・、あっ・・・あっ」


そんなこと言うと意識してしまう。


「柔らかいな。俺、でかい胸苦手だから、この大きさ好き」

「…あ…あっ…」


胸のことなのに、私に好みのパーツがあるとか言われるとちょっと嬉しいかも…

知らず知らずのうちに体を反らして胸を突き出して快感を求めていく。
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