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水は低きに流れる
第2章 嫌がらなくて
緩く拘束された両手は頭の上に上げられて岩崎さんが圧し掛かるようにベッドへ押し倒す。


「手は下さない」


胸を隠そうと手を下ろそうとすると軽く制されて、固定させるようにグッとベッドに押し付けた。



「や、あの・・・」


膝立して閉じていた膝に岩崎さんの両手がかかった。

これからのことが予測出来て、足に力を入れる。


「なんで抵抗してんの?」

「いや・・・その恥ずかしいから電気を消して、普通にしませんか?」

「なにが?」

「なにがって、言われても・・・・・・きゃっ、やだあっ!」



グッと手に力が入って足を開かれた。

しかも膝は曲げたままだから、恥ずかしいところが岩崎さんから丸見えだ。

恥ずかしすぎて目を固く瞑って顔を背ける。



「見て分かるくらいめちゃくちゃ濡れてるけど?」

「や、やだっ、見ないでください!」



手を下げて隠そうとした時にさっきの下すなという言葉が頭を過ぎって、下げそうになった両腕はそのままで隠すことが出来ない。

なんで言う事を聞いちゃうのか

目を開けて岩崎さんを窺う。


「ケツまで垂れてんぞ」

「も、やだぁっ、言わないでください!」


岩崎さんの指が開いた箇所をなぞった。


「やあっ、ああっ!やだっ!」


そのまま信じられないことに指はお尻の穴に当たる。



「ふ・・・ぃっ、や・・・ぁ」

「何?ここ、気持ちいいの?こんなとこも感じるの?」



そんなこと言わないでほしいのに、繰り返す指先の微かな振動で変な感じがして、そこがヒクっと疼いた。


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