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第2章 嫌がらなくて

押えていた足がどけられて、手も体の下から抜かれた。

その手を軽く引く。


「上になって」


絶頂の余韻で体が震えているのに、のろのろと身体を起こして言われるとおりに岩崎さんの体を跨ぐように膝立ちになる。

岩崎さんが私の手を取り、十分に猛った自身を握らせた。

掌から伝わる熱に期待と不安でドキドキした。


「自分で入れて」

「う、うん･･･」


岩崎さんが手伝うように手を添えてくれて先っぽが入った。

ゆっくりと腰を下ろしていくと押し開くみたいに入り込んできた。


「ん･･･ぁ、あぁ･･･ああっ！」


岩崎さんが私の腰を掴んで、グッと腰を下から突き上げると最奥まで一気に貫かれた。

体は絶頂の余韻を引きづっていて些細な動きにも過敏に反応してる。

「あ･･･ぁ･･･っ、やぁ･･･」


前屈みになって刺激を押えようとしていると、大きく揺さぶられて腰を引き寄せられた。

その反動で体が胸を突き出すみたいに軽く仰け反った。


「や―――ぁ、あ、ああっ、ぁっ」


自分でも知らないようなとこを刺激されて最奥から体中に広がっていく圧倒的な悦楽に声が止まらない。


「体は起こしておくんだ」

「む･･･り、も･･･っ、ああっ、やぁっ」


突き上げられる腰の動きと強さに何も考えられない。


「･･･気持ちがいい？」


少し掠れるように尋ねられて、知らずにコクコクと何度も頷いていた。


「いいっ･･･、あ･･･っ、気持ちいいのぉ」


こんな恥ずかしいこと自分で言って自分に酔いそうだけど、岩崎さんのモノが中でドクンと脈打つように反応して嬉しさも込み上げててた。