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水は低きに流れる
第2章 嫌がらなくて
岩崎さんは立ち上がると服を脱ぎ始めた。


「そのリボンはいつでも解けたのに、お前はそれをしなかった」


贅肉のついてない細い体がシャツの下から現れる。

頭の中がとろんとして岩崎さんの言葉がよく分からない。


「せっかく逃げ道作っておいたのに、もしかしてドM?」


何を言ってるのかわかんない・・・

ズボンの前が膨らんでる・・・

あれが・・・欲しい


「ぁ・・・・・・」

「クスッ、欲しくてたまらない顔してる」



岩崎さんが手首のリボンの端を引っ張ると簡単に結び目は解けてリボンが抜き取られた。



「あっ」


私の横に沿うようにベッドに寝ると引き寄せるように抱きしめられる。

そして右足を持ち上げると自分の足の上に乗せて、右手は岩崎さんの体の下に差し込まれて固定された。

腕が首の後ろから反対側に回される。

太腿に乗せた足が岩崎さんの足で押さえつけられて、まるで体を開かれるような恰好になった。

ちょうど耳元に岩崎さんの唇が当たって息がかかるだけでぞくぞくした。

指が下肢に触れて、回した手は胸を弄り始めた。

待ち望んでいた刺激に頭の中がチカチカする。

ものすごい快感が走って体が一気に熱くなる。


「ああっ、あああっ、んんっ」

「触ってほしかった?ん?」

「いっぱい・・・、触ってください・・・っ、ああっ」

「いいよ」



指が動くたびにくちゅくちゅと水音をわざと立てられて、音にまで犯されていくよう。

あっという間にイッてしまった。




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