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私の中のおっさん
第1章 巨人女から 叔父様との関係を強要されて――

「あ……。えっと、姉さん。ねね、疲れてるみたいなんだ」

 咄嗟にそう機転を利かせ、割って入ってきた叔父に、

「そうなの? お医者さん行く?」

 自分の弟と娘を見比べた母。

「う、ううん。ね、寝れば治ります……っ」

 “お医者さん” という単語に、びくりと反応してしまったわたくしは、

 母を安心させようと、焦って口を開いた。

 体調不良――というか……。

 ただ単に、セックスのし過ぎで疲労困憊だなんて。

 “私の娘は嫁にやるまで処女に間違いない” 

 と思い込んでいるであろう母に対し、真実を暴露するなど、絶対にありえなかった。

「そう? じゃあ、今日は暖かい湯に浸かって、ゆっくりお休みなさい」

 母はそう言うと、忙しそうに奥へと引っ込んで行った。

「「………………」」

 玄関でまた向かい合う形となった、叔父と姪。

 重苦しい沈黙を破ったのは、やはり叔父だった。

「ねね、部屋まで送る……」

「……はい……」

 叔父の申し出に、わたくしは静かに返事をし、後ろを振り返って玄関扉を閉めた。

「その……歩けるか……?」

「だ、大丈夫です……」

 もう何度も何度も達して、1分前までは指1本動かすことも ままらなかったのに。

 不思議と、この通常の “自分達サイズの世界” に戻った途端、

 わたくしの身体は、しっかりと力が漲っていた。

 ある部分を、除いては――

 先を歩く叔父から、今日何度も香った叔父だけの香りが漂ってきて。

 広大な母屋から離れへと続くその先。

 そこだけ洋室仕様で作られたわたくしの部屋の前で、叔父は歩を止めた。

 ゆっくりと振り返った叔父。

 その表情を目の当たりにし、わたくしはぐっと咽喉を塞がれたような圧迫感を感じた。

 何故なら、端正な顔に浮かぶのは、

「ねね。ごめんな……。私は叔父として……本当に、とんでもないこと……を」

 そんな、懺悔の表情だったから。

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