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愛すバー
第7章 アンドーナツ
ラウンジに行ってみるとこの日は光代さんと島村さんは初めて会った日と同じ窓際の席でのんびりしていた。
「こんにちは~!」
「おや、頼子さんお久しぶり」
光代さんは相変わらず車椅子の上でしゃんとして皺くちゃな顔に品のある笑みを作ってくれた。
「ここの所仕事が忙しくて」
「頼子さんはなんの仕事をしてるのかい?」
「名も知れない小さな会社の作業員ですよ」
「それだって立派な仕事じゃないか」
「そうなんですけどね、単調な仕事で誰にでもできますよ」
「どのくらい働いてるのかい?」
「もう10年になります」
「こんにちは~!」
「おや、頼子さんお久しぶり」
光代さんは相変わらず車椅子の上でしゃんとして皺くちゃな顔に品のある笑みを作ってくれた。
「ここの所仕事が忙しくて」
「頼子さんはなんの仕事をしてるのかい?」
「名も知れない小さな会社の作業員ですよ」
「それだって立派な仕事じゃないか」
「そうなんですけどね、単調な仕事で誰にでもできますよ」
「どのくらい働いてるのかい?」
「もう10年になります」