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愛すバー
第5章 温泉饅頭
「珍しいですね、お部屋にいるなんて」



「ラウンジはちょっと私には冷えるんだよ。ここのがあったかいからね」



細身の身体には厚手ニットの鶯色カーディガンをしっかりと羽織り、さらに手編みのエンジ色の帽子まで被っていた。



その姿がとてもキュートで可愛らしかった。




「さてさて、恒例のお茶会でもしようかね」



「はいっ!」



何故か島村さんが元気良く真っ先に返事をした。



私と光代さんは可笑しくなってクスクス笑った。



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