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最初に出逢った日のように~一片丹心・300年の恋~
第3章 恋しくて~宿命の二人~
 あの時、私は一旦は彼にそんなものを買って貰うことはできないと断った。だが、ユンは私にこう言ったのだ。
―それに、そなたと私は見ず知らずの間柄ではないだろう?
―え?
 眼を見開いた私にユンは愉快そうに言った。
―宮殿の庭で一度、今日はこれで二度目になる。最早、見ず知らずとは言えまい。
 少し話を強引に持って行きすぎだが、確かにユンと出逢うのはこれが初めてではなかった。
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