この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
吼える月
第34章 連携
 


「"あ"がなにかの文字の代わりであり、この言葉が神獣への祈祷文であるのなら、"偉大なる朱雀よ、我が命で○○す"となるように思います。命を出すのが嘆願しかねぇなら、"偉大なる朱雀よ、我が命で嘆願す"が妥当か。まあ、黒陵に伝わる神獣に呼びかける祈祷の定型文にあてはめれば、ですけれど」

「待って! だったら"しあがあ"は、"たんがん"となるのかしら!」

「"いむち"が"いのち"であるのから、"む"は"の"。"しあがあ"が"たんがん"になるのなら、"し"と書かれてあるものは"た"、"あ"と書かれているものは"ん"となる。"なあじむきからめ"は……」

 む → の
 し → た
 あ → ん


「なんじのきからめ? きからめの意味が通らないわ」

「まだ変換する必要があるのかも。次行きます」

 "「かがみで」とりよらい「あしき」ちかりに「さとられ」あことめ"

「鏡でするのは、"とりはらう"か?」

「だとしたら、"かがみでとりはらい"かしら。一応書いておくわね」


 よ → は


「あしきとは、"悪しき"だと思うわ。悪しきちかりに、悟られんことめ?」

「ここで候補になるのは、悪しき"ちから"か悪しき"ひかり"。それらに悟られないようにというのなら、悟られんこと"を"の気もしますが」

「これらの次に"我よ"と続いているわ。"よ"を"は"に変換したら"我は"。文の始まりだから、文的に言えば、その前は悟られん~で文が終わっていた方がしっくりくる。今は"め"は"を"として、もしも次に意味がなさなかったら、ここを考えましょう」


 ※め → を
 
/1627ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ