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吼える月
第12章 心願
「……どうです、姫様。布の上からも熱くて柔らかくて……ほら、こうして押していると、くぷくぷ音をたててますよ。この中、なんでこんな音がしてるんですか?」
「も……やっ、やっ……」
「おや……色が変わってきましたが、姫様お漏らしですか?」
「ち、ちが……っ」
「だったら、きちんと拭いて上げないと。こんな上からではなく、きちんと……直に触って」
そうしてサクは、布の横からユウナの指ごと中に侵入する。
熱くぬかるみ、誘い込む秘園を感じて、僅かサクの目が細められた。
「うわ……すごいですね、姫様。ちゃんと拭き取らないと、お風邪を召してしまいます。水分はこうしてなくしてしまいましょうね」
ぐちゃぐちゃとわざと大きな音をたててかき回した。
「……ゃ、ぁぁ……んっ、は……ぁ、はぁ」
「ああ、いやらしい蜜が溢れて止りません。どうしてこんなになっちゃってるんですか? ああ、もう……指がふやけてしまいそうですよ、ほら」
溢れる蜜でたっぷりとまぶして引き抜いた指を、わざと虚ろな目をしたユウナに見せる。
「姫様、見えますか。姫様の蜜で濡れた指。糸ひいてますよ……?」
「ぅ……」
羞恥に赤く染まったユウナの顔を見ながら、サクはふたりの指を口の中に入れて、卑猥に出し入れする。
「甘いです、極上の味ですね……。姫様もどうですか? 甘くて美味しいもの好きの姫様もきっとお気に召すかと思いますよ? ご希望なら何度でも掬って、お口いっぱいにいれてあげます。なにせ掬っても掬っても、溢れてきますからね、姫様の甘い蜜は……。ああ、指の根元まで垂れてしまってる。もったいない、もったいない」
サクの舌がユウナの指先を根元から舐めあげた。