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吼える月
第12章 心願
「……俺を、誘わないでくださいよ。困った姫様だ」
苦笑しながら、サクはユウナの繋がった手を引っ張るようにして、ユウナの上体を起こさせ、立てた自分の膝をユウナの背の支えとなるように斜めに座らせた。
そして繋がった手を動かし、ユウナの両足を大きく拡げさせる。
「……ゃ……」
羞恥が痛みに勝りつつある。
恥じらうユウナを見て、サクは笑う。
「ほら姫様。一緒に触りますよ?」
サクと絡め合ったユウナの指が、サクの指によって互いの人差し指だけが伸ばされる。
その状態で、拡げた股の付け根……自分の下着の上の中央、前から後ろに向けて……縦の亀裂に沿うように、つつつと触れた。
そしてある一点で、ぐいと力を入れてサクは指を曲げた。
「ぁ……んっ」
びくんと体を跳ねさせ、仰け反り気味になったユウナを膝で支えながら、サクは反対の繋がったままの手を動かし、左足の膝下に潜らすと太腿を高く持ち上げる。
隠された場所に穢れの痕。
「これが……最後の黒ずみです」
サクが唇をつけると、ユウナの太腿がふるりと震えた。
その可愛さに思わずかぶりつきたくなる衝動を必死に押し止め、サクは生気を流し込む"作業"に集中する。
その場所が桜色に変化するのを確認しながら、ユウナが苦痛に表情を歪めたのを見て取り、サクはわざとユウナの指で秘部をぐっと強く押し、さらにぐりぐりと抉るように摩擦を加えた。
「は、……ぁ、ぁ、ああっ……」
ユウナの苦痛の表情が艶めかしいものとなり、サクは心で安堵の息をつく。