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甘く、深く、繋がって
第10章 戻れない日常
明日も休まされてしまうなんて……
斎藤さんだという確証もないのに、そこまで言われる程影響を受けてしまっている自分が情けない。仕事頑張ろうと思ったばかりなのに。
思わず大きく息を吐いた。
明日休んだからと言って、この何とも言い様のない不安な気持ちが解消される事はない。顔に出ないように気を付けなくちゃ。
一人電車に揺られて、斎藤さんに連絡する約束をしていた事に気が付いた。でも……
今そういう事、されたくない……
会ったからといって、されるとも限らないのに、会うのが怖い。会って、もしそういう流れになったら?
考えるだけで身体が震えた。
嫌だって思ってるのに、きっと私は拒めない。斎藤さんと繋がる快感を求めてしまう……
迷ってる間に駅に着き、結局私は携帯を手に取る事が出来なかった。
家に着いて、お風呂を沸かす。
お気に入りのハーブの入浴剤。ゆっくり浸かって騒つく気持ちを落ち着けようと試みた。けど……
身体の至るところに付けられた紅い跡。その数の多さに、所有物だと言われているような気分になって。益々気持ちが落ちていく。
斎藤さんだという確証もないのに、そこまで言われる程影響を受けてしまっている自分が情けない。仕事頑張ろうと思ったばかりなのに。
思わず大きく息を吐いた。
明日休んだからと言って、この何とも言い様のない不安な気持ちが解消される事はない。顔に出ないように気を付けなくちゃ。
一人電車に揺られて、斎藤さんに連絡する約束をしていた事に気が付いた。でも……
今そういう事、されたくない……
会ったからといって、されるとも限らないのに、会うのが怖い。会って、もしそういう流れになったら?
考えるだけで身体が震えた。
嫌だって思ってるのに、きっと私は拒めない。斎藤さんと繋がる快感を求めてしまう……
迷ってる間に駅に着き、結局私は携帯を手に取る事が出来なかった。
家に着いて、お風呂を沸かす。
お気に入りのハーブの入浴剤。ゆっくり浸かって騒つく気持ちを落ち着けようと試みた。けど……
身体の至るところに付けられた紅い跡。その数の多さに、所有物だと言われているような気分になって。益々気持ちが落ちていく。