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甘く、深く、繋がって
第10章 戻れない日常
あっ……あん……
ヒクンと下腹部の奥が疼いた。
見透かしたようにふふっと笑った斎藤さん。
「おーしーまい。食べよ?」
嬉しそうに言いながら離れ間際に小刻みに揺すられて、甘い痺れに脚が震えた。
「ぅん……」
脱力してしまった私をそのままにキッチンへ戻ってく。
「お皿、出してもらっても良い?」
半端に火を点けられて、燻る身体。すぐ快感に酔わされて淫らに揺れる。
あれ程嫌だと思ったのに……
身体を起こしながら、気付かれないように息を吐いた。
ゆっくり立ち上がってキッチンへ。
さっきから漂ってきていたお出汁の匂い。フライパンをちらりと覗き込んで、予想外の品に思わず斎藤さんの顔を見上げた。
「食べられそう?」
優しい微笑みはさっきあんな事をしてきた人と同じとは思えない。
「は、い……」
身体の温まりそうなそれは卵でとじられた鶏雑炊。
斎藤さんのお店は洋食だから、洋風のリゾットを作ってくれるんだと思ってた。
それでお出汁の匂いがしてたんだ……
大きめのお椀によそって、二人でローテーブルに並んで座った。
ヒクンと下腹部の奥が疼いた。
見透かしたようにふふっと笑った斎藤さん。
「おーしーまい。食べよ?」
嬉しそうに言いながら離れ間際に小刻みに揺すられて、甘い痺れに脚が震えた。
「ぅん……」
脱力してしまった私をそのままにキッチンへ戻ってく。
「お皿、出してもらっても良い?」
半端に火を点けられて、燻る身体。すぐ快感に酔わされて淫らに揺れる。
あれ程嫌だと思ったのに……
身体を起こしながら、気付かれないように息を吐いた。
ゆっくり立ち上がってキッチンへ。
さっきから漂ってきていたお出汁の匂い。フライパンをちらりと覗き込んで、予想外の品に思わず斎藤さんの顔を見上げた。
「食べられそう?」
優しい微笑みはさっきあんな事をしてきた人と同じとは思えない。
「は、い……」
身体の温まりそうなそれは卵でとじられた鶏雑炊。
斎藤さんのお店は洋食だから、洋風のリゾットを作ってくれるんだと思ってた。
それでお出汁の匂いがしてたんだ……
大きめのお椀によそって、二人でローテーブルに並んで座った。