パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 夢の国、リベンジ

「嫌なら嫌って、そう言って？」

嫌、じゃない。

無意識に首を左右に振った私に斎藤さんがふわりと口元を綻ばせた。
チュッと唇を重ね、吐息のかかるその距離で
「それ、良いってこと？」
私に問い掛ける甘い声。
ふるふると反応して、疼き始める私の身体。

斎藤さんと……シた、い……

小さく頷いた瞬間に唇を塞がれた。
滑り込んで来た舌に口の中をなぞられて、ピクンと肩が跳ねる。身体が熱くなっていく。
「んっ……ふ、ぅん……」
舌を絡め取られ、ゾクゾクした。深まっていく口付けに甘く溶かされる。

気付けばパジャマのボタンは全て外されていた。
露になった肩を押され、仰向けに倒される。のしかかる重さに動きを制限されてヒクンと熱く潤む。

斎藤さんが私の頭を囲うように両肘を付いた。長い指で髪を梳き
「真純……愛してる」
キスの合間に紡がれる言葉。甘いテノールはお腹に響いて私を解く。
「愛してるよ……真純、だけ」
何度も繰り返される囁きが嬉しくて、愛しい気持ちが溢れてくる。

好き……
大好き
私も斎藤さんが、好き

……愛してる