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甘く、深く、繋がって
第11章 夢の国、リベンジ
私も気持ちを伝えたい。
そう思うのに
「んっ……あっ、さいと……さっ、ぁあん」
身体を伝い始めた指先に、暖かい舌に息が上がって言葉にならない。
「真純」

斎藤さんの声、好き
気持ち、良い……
もっと、私を……呼んで?

「んっ……はぁっ!」
キュッと右の胸の頂きを摘まれて。身体がビクンと大きく跳ねる。
「あっ、あん、や……」
捏ねられ、捻られ甘く痺れていく。
「真純」
柔く呼ばれて斎藤さんの首に縋り付いた。
「っす、き……」
それで精一杯。
一瞬で動きの止まった斎藤さん。私の腕を解かせて顔を覗き込んでくる。
「真純、もいっかい……もう一回、言って?」
熱のこもった眼差しに顔が熱くなった。
「……っ」
「真純?」
頬を包む暖かい手。さっき私を跳ねさせたその指でスイと頬を撫でる。
「言って?」
再度促されてコクンと唾を飲んだ。
ドキドキ、する。
「……き」
「き?」
トンと額がぶつかった。
チュッと唇を吸われて
「き、って何?」
聞いてくる口角が上がってる。でもチラッと見上げた瞳は切ない位に私を見つめてて、胸がキュッとなった。
解かれた手を再びそろそろと斎藤さんの首に掛ける。
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