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甘く、深く、繋がって
第11章 夢の国、リベンジ
「明日はあっち、ね」
併設する先に開園した方のパークを示しながらチケットを渡された。
ツーデイパスポート……
聞き間違えじゃない。
ホテル取ってくれてるんだ……
「行くよ?」
ヒョイと覗き込んで来た齊藤さん。目じりの下がった楽しそうな笑顔。
「あ、ありがとうございます」
「どういたしまして」
下げた頭を繋いでいた手で抱き寄せられた。
分かんない事はまだあるけど、斎藤さんは今日休みを取ってくれて、泊まり掛けでここに連れて来てくれたんだよね?
…………
じわじわと喜びが湧いてくる。
顔が熱い。
思わず斎藤さんのコートをギュッと握った。
ふふっと笑って裾を握る手を取られる。
「目、覚めてきた?」
「あ、はい。……着替えとかその、色々スミマセン」
ほとんど覚えてなくてしどろもどろにそう言うと、斎藤さんがまたふふっと笑った。
「うん、されるがままで可愛かったよ」
うっ……
「お風呂浸かっても起きないから、ちょっと心配したけど」
「おっ、おふ……ろ?」
「そう」
衝撃のあまり、足が止まった。
だからベタベタしないんだ、と冷静に思う半面ものすごく恥ずかしい。
併設する先に開園した方のパークを示しながらチケットを渡された。
ツーデイパスポート……
聞き間違えじゃない。
ホテル取ってくれてるんだ……
「行くよ?」
ヒョイと覗き込んで来た齊藤さん。目じりの下がった楽しそうな笑顔。
「あ、ありがとうございます」
「どういたしまして」
下げた頭を繋いでいた手で抱き寄せられた。
分かんない事はまだあるけど、斎藤さんは今日休みを取ってくれて、泊まり掛けでここに連れて来てくれたんだよね?
…………
じわじわと喜びが湧いてくる。
顔が熱い。
思わず斎藤さんのコートをギュッと握った。
ふふっと笑って裾を握る手を取られる。
「目、覚めてきた?」
「あ、はい。……着替えとかその、色々スミマセン」
ほとんど覚えてなくてしどろもどろにそう言うと、斎藤さんがまたふふっと笑った。
「うん、されるがままで可愛かったよ」
うっ……
「お風呂浸かっても起きないから、ちょっと心配したけど」
「おっ、おふ……ろ?」
「そう」
衝撃のあまり、足が止まった。
だからベタベタしないんだ、と冷静に思う半面ものすごく恥ずかしい。