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甘く、深く、繋がって
第11章 夢の国、リベンジ
「さ、斎藤さんが、入れてくれたんですか?」
「そうだよ。一応声は掛けたんだけど、起きなかったから」
…………
そのままにしておいてくれて、良かったんですけど……
「安心してちゃんと洗ったから」
「あっあらっ……」
浸かっただけじゃないんですか?
顔から火が出そうに熱い。
耐え切れずに俯いた私に斎藤さんがクスリと笑う。
「大丈夫。悪戯はしてないつもり」
「っ……」
つっ、つもり?
つもりって!
「気持ち悪い?」
それは身体が?それともお風呂に寝てる間に入れられた事が?
「……い、いえ」
首を振った私にニコリと笑うその笑顔。どこか含むモノがありそうで、突っ込みたいけど……知らない方が良い気がする。
「行こうか」
目を細めて促され、私は辛うじて小さく頷いた。
ゲート前で待ち構えるガイコツ頭のキャラクター。
前回のアヒルさんからの熱い抱擁を思い出したのか、齊藤さんはクリスマス仕様に着飾った彼から遠ざかるように私の手を引いた。
やっぱり苦手なんだ。
繋いだ手を強く握られて、口元が緩む。
「何?」
覗き込んでくる柔かな笑顔が
「ホントに苦手、なんですね」
その一言で固まった。
「そうだよ。一応声は掛けたんだけど、起きなかったから」
…………
そのままにしておいてくれて、良かったんですけど……
「安心してちゃんと洗ったから」
「あっあらっ……」
浸かっただけじゃないんですか?
顔から火が出そうに熱い。
耐え切れずに俯いた私に斎藤さんがクスリと笑う。
「大丈夫。悪戯はしてないつもり」
「っ……」
つっ、つもり?
つもりって!
「気持ち悪い?」
それは身体が?それともお風呂に寝てる間に入れられた事が?
「……い、いえ」
首を振った私にニコリと笑うその笑顔。どこか含むモノがありそうで、突っ込みたいけど……知らない方が良い気がする。
「行こうか」
目を細めて促され、私は辛うじて小さく頷いた。
ゲート前で待ち構えるガイコツ頭のキャラクター。
前回のアヒルさんからの熱い抱擁を思い出したのか、齊藤さんはクリスマス仕様に着飾った彼から遠ざかるように私の手を引いた。
やっぱり苦手なんだ。
繋いだ手を強く握られて、口元が緩む。
「何?」
覗き込んでくる柔かな笑顔が
「ホントに苦手、なんですね」
その一言で固まった。