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甘く、深く、繋がって
第11章 夢の国、リベンジ
「……そう、だね」
スイッと一度視線を前に逸らしてまた、私を見下ろす。瞳に宿る緋の色にドキッとした。
「協力して、くれるんだよね?」
「……? は、はい」
苦手克服、のことですよね?
「安定剤、チョーダイ」
アンテイザイ?
首を傾げていたら、覗き込んで来た斎藤さんにチュッと唇を奪われた。
「っ!」
周りにはたくさん人がいて、目の前にはパークゲート。斎藤さんが離れて、そこに立つキャストのお姉さんと目が合った。
絶対、見られてる……
恥ずかしくて咄嗟に顔を伏せ、斎藤さんに縋る様に身体を寄せた。
ふふっと笑って肩を抱いてくれる。
上機嫌な斎藤さんと若干挙動不審気味な私。ゲートを抜けて、クリスマス一色に飾られた園内へ。その煌びやかさに
「キレーイ」
思わず声を上げた。
キラキラしてて、すごく可愛い。テーマポート毎にクリスマスツリーが飾ってあるって言うし、アトラクションよりパーク内をゆっくり歩いて廻りたい……
「斎藤さん」
「うん?」
見上げた斎藤さんは柔らかな笑顔で私を見てくれていた。
暖かい眼差しにドキドキする。
スイッと一度視線を前に逸らしてまた、私を見下ろす。瞳に宿る緋の色にドキッとした。
「協力して、くれるんだよね?」
「……? は、はい」
苦手克服、のことですよね?
「安定剤、チョーダイ」
アンテイザイ?
首を傾げていたら、覗き込んで来た斎藤さんにチュッと唇を奪われた。
「っ!」
周りにはたくさん人がいて、目の前にはパークゲート。斎藤さんが離れて、そこに立つキャストのお姉さんと目が合った。
絶対、見られてる……
恥ずかしくて咄嗟に顔を伏せ、斎藤さんに縋る様に身体を寄せた。
ふふっと笑って肩を抱いてくれる。
上機嫌な斎藤さんと若干挙動不審気味な私。ゲートを抜けて、クリスマス一色に飾られた園内へ。その煌びやかさに
「キレーイ」
思わず声を上げた。
キラキラしてて、すごく可愛い。テーマポート毎にクリスマスツリーが飾ってあるって言うし、アトラクションよりパーク内をゆっくり歩いて廻りたい……
「斎藤さん」
「うん?」
見上げた斎藤さんは柔らかな笑顔で私を見てくれていた。
暖かい眼差しにドキドキする。