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甘く、深く、繋がって
第12章 軋む心
じょうとう、く……なの?

頭から血の気が引いていく。
「拓真と付き合ってるの、私だから」
信じ難い言葉が深く突き刺さった。

くらくら、する……

パチンと音を立ててコンパクトを閉じてポーチにしまう。
「じゃ、あなたもほどほどにしてね」
ヒラヒラと手を振ってその人は出ていった。

一人残された私は衝撃のあまり動けなくなってしまっていた。
悪寒がする。
ひどく、気分が悪い。

今の人と付き合ってる、の?
何で?
どうして?
私……は?

気持ち、悪い

…………

クラリと視界が黒く歪んだ……

………………

…………

ズキンズキンと頭が痛む。
酷い吐き気で気が付いた。
全身が冷たい汗で濡れている。

考えるより先に、起き上がってすぐ後ろにある個室に駆け込んだ。
胃が空っぽになるまで中のモノを全て出し切って、でも吐き気は治まらない。
うがいをしたくて個室を出たのに、さっきの女性の残り香にさらに苦いモノがこみあげる。そのまま個室へ逆戻り。

だ、め……気持ち、悪い
目の前が黒く明滅する……

誰、か……

私は何とか携帯電話を取り出して、総務の田中さんに助けを求めた……
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