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甘く、深く、繋がって
第13章 苦い惑い
綺麗な人だった。
背がスラッと高くて、でもグラマーで色っぽい。
私とは全然違う、大人の女性……

斎藤さんの事『拓真』って呼んでた。
『付き合ってるの私だから』って……
何となく、昔から知ってそうな口振りだった。

信じたい気持ちと不安な気持ち。

『新しいもの』って、私の事?
また新たに気になる人が出来たら、そっちに移るの?
『ほどほどに』って事は、あの人とは『付き合って』るって事?

考えれば考えるほど不安になる。怖くなる。

また、あんな虚しい思いをするの?

呼吸が荒くなってる事に気が付いた。
意識してゆっくり整える。
大丈夫、大丈夫……

……大丈夫じゃないのにね

胸が苦しい。
身体だけじゃないって信じたい。でも……不安になる。

今までの人と斎藤さんは違う。
……違うって思ってただけなの?

あんなに優しい声で『愛してる』って言ってくれたのに、大事に大切に抱き締めてくれたのに……

頭の中は堂々巡り。
信じたい、信じられない。

昨日の事を考えると言い様もない不安に襲われてしまう。
足元が歪む。胸がさわさわと落ち着かない。
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